今回は、工場の仕事はきついのか?つまらないのか?という疑問を抱えている人のために書いています。私自身が10年以上工場で働いた経験を元に書きました。工場のお仕事に興味を持ったけど実際はどんな感じなの?という方の参考になればいいなと思っています。
もしかしたら既に働いていて、こういった悩みを持っている人もいらっしゃるかもしれません。この記事で具体的な解決策にはならないかもしれませんが、こういった工場もあるよという知識の一つにはなると思います。


工場の仕事はきついしつまらないのか?
工場の仕事は一般的なイメージとして、3K(きつい・きたない・きけん)があると思います。特に、男性が主に勤める工場にはそういう場所がたくさんあるようです。
しかし、私が勤めた工場では3Kというほどではなかったように思います。
取り扱う製品は精密機械である電子部品だったので、汚いという感じはあまり無かったです。しかし、精密機械ということでそれなりの大きさのものから顕微鏡で見ないといけないようなものまでありました。
工場の仕事はきついのか?という点ですがやはり扱っている物にもよりますし、そこの工場の方針にもよるのではないでしょうか?工場というとシフト制となっており、だいたいが24時間稼働していることがほとんどです。
そのため、朝から夕方の勤務と夕方から翌朝までの勤務の2交代制やあるいはその間の時間のシフトもある3交代制の工場が多いのではないでしょうか。
私が勤めた工場でも24時間ほぼ365日機械が稼働していたので、機械につきっきりでいる男性達は皆夜勤ありの交代制で勤務していました。朝7時~夕方19時と夕方19~翌朝7時まで。12時間労働ですね。
そこでは2日日勤をして2日夜勤をし、2日休むというスタイルで稼働していたようです。多分ですが。なので、そのシフト体制に慣れるまでは相当キツイという話は聞きました。しかし、慣れてしまえば意外と長く続く人も大勢いたようです。
ずっと立ち仕事ですがそれも慣れるそうです。精密機械の電子部品で1ロット単位で扱うとそれなりの重さになりますが、女性でも持てる重さだったりするので重労働という程ではないですが、夜勤ありの交代勤務に慣れる必要があることが1番重要な気がしました。お仕事自体は覚えたら誰でもできると思います。
その代わり、小さな電子部品に刻印するナンバーや製品の向きな、製品そのものなど各お客様メーカー向けに全て異なるのでそれを覚えるのはちょっと時間がかかります。
私がいた部署はほぼ女性
ちなみに、私がいた部署は100人近くが大きな部屋に1人一つのデスクが与えられてそこに座ってできあがった製品を顕微鏡や拡大鏡を使って検査、もしくは直接目視をして検査し梱包して出荷する部署でした。
更に、日勤のみだったので朝から夕方までの8時間労働で機械の稼働をしている男性たちよりはいくぶん楽な方だったのではないでしょうか?
しかし、ちょっとした体育館みたいにひろ~い部屋で何十人も女性がいるという光景は初めて入ったときは圧倒されました。実際に私はここでちゃんと仕事ができるのだろうか?と不安でした。
出荷業務は重い荷物も持つので主に数名の男性達、そして工場ですので工程の指導係として各部署に大卒の総合職の人がいるのですがその方が数名、あとは全て女性のみの部署でした。
工場は最終的に私にはきつかった
立ち仕事ではないと言ってもここは工場です。人間が機械みたいなもので、8時間みっちり仕事をします。午前と午後に10分間の休憩があるのですが、それのせいでお昼休憩は40分のみ。そしてほぼ毎日残業が1時間はありました。
月末はきつきつで出荷しなければならない製品多数で22時とかまで残業もありましたし、休日出勤もざらにありました。
とにかく8時間みっちり!でした。私語もダメだし携帯もダメ、飲食禁止、膝掛け、クッション、座布団禁止(精密機械が静電気で破壊されるのを防ぐため)というかなり厳しい感じでした。
途中、トイレに行く間だけ気が休まる感じであとは機械のように製品の検査です。これをきついと思うかどうかは個人差があると思いますが、私は若い頃は大丈夫でした。
しかし、事故で痛みの後遺症が残ったり難病の潰瘍性大腸炎になったり、日々の仕事の疲れが何年もたまっていたりしてとにかく身体がキツくて最後は辞めざるを得ませんでした。
鬼のようなシフトに変更された
また、働いて数年たってから週休2日だったのがシフト制に変更となり6日働いて1日休みというサイクルになってしまい、なぜか私だけ1日中重労働有りの立ち仕事をしていたため、1日の休みでは身体が回復せずそれもとにかくしんどかったです。あれは肉体労働でしたね。
月の休みがそのシフトだと5日位しかなくて、あとは全部フルタイムの重労働。これは誰でもキツイです。今考えるとどうしてあんな無茶なシフト制にされていたのか疑問なのですが、労働法スレスレなことをしていたんでしょうね。
年間休日数は70何日とか80何日とかしか無かったのでは?疲れすぎていて数えたこともありませんが。
日曜も祝日ももちろん関係無いので、友達とも会えないし当時一人暮らししていて家事もしなければいけませんでしたが、1日の休みは何もできない状態でした。これで残業代と土、日曜や祝日に出勤するとつく手当が数百円ほど(笑)で手取りが13~14万円位。
私は入社して7~8年後から財形貯蓄をしていたのでそれの天引きが3万円あり、手取りは15万円未満が多かったです。
今考えてもきつかったです。
工場の仕事はつまらない?
工場の仕事はさきほど軽く書きましたが、あくまで私が勤めた工場のお話です。世の中には多数の工場があって、ありとあらゆる製品を扱っていることと思います。しかし、一度覚えた仕事を毎日同じように正確に間違い無くやっていくということは変わらないでしょう。
なので、慣れた頃につまらなくなって辞めたくなる人もいると思います。私は短大卒で入社したのですが、短大卒はいらないと(高卒程度が欲しかったらしい)一度落とされていて、とある方法を使って入りこめました。コネじゃないですよ。これもまたブログにしようかと思います。
入り込めた、と言っても優良企業とか公務員なら良かったのですがやっぱりなんだかんだ低賃金の工場でしたのでなぜそこまでして入ったんだ自分…と思ったときもあります。
つまらない、の話ですがそうやって入社するとき面接してくれた人事の人に「仕事がつまらないと言ってすぐに辞めたらだめやぞ」と釘を刺されました。今なら速攻パワハラ扱いで若い子ならびっくりして蹴る話でしょう。
20年前ですのでブラック企業という言葉も無かった頃です。人事も工場の作業はつまらない、と認めていたことになりますね。でも、入ってみて感じたことは意外に覚えることも多いし、やり方を間違ったら即クレームになって社をあげての大騒ぎになるし全然単純じゃない、ってことです。
きつさはあると思いますが、つまらないと感じるかどうかは働いてみないとわからないですね。
工場の仕事内容はどんなのがある?
工場の仕事内容としてどんなものがあるのでしょうか?やっぱりイメージ的にはラインで流れてくる商品をどうにかしたり、箱につめたりとかではないでしょうか。
私が勤めたところはライン工場ではなかったので、私的には助かりました。ラインだったらついていけなくて怒られまくった気がします。
以下に私がいた社内での部署を書いてみました。
・機械で物を作る仕事
・製品に手作業で何かを加えたり組み立てる仕事
・製品を検査する仕事
・製品を梱包する仕事
・出荷する仕事
・各工程を管理する仕事
・総務事務、経理事務、営業事務
・営業
・工場の生産を一括管理する仕事
・社内のシステムを管理する仕事
・製品の開発をする仕事
・社内に必要な備品を調達する購買の仕事
ざっと考えたところこんな感じでしょうか。他にもきっと工場内でのお仕事はあります。
総務事務意外にも各部署に事務員の女性が1人いましたので、工場勤務といっても事務の人はたくさんいますし、製品製造工員以外の男性は大卒の総合職の人だったので、意外と有名私立大や国立大卒の高学歴の人が結構いました。
工場はとにかく人数が多いので、常にどこかで求人している可能性があります。もしくは、多いのでその分辞める人もいて入れ替わりは激しい方かもしれません。
女性なら、事務以外では検査業務をしたり製品を梱包したりすることが多いかもしれませんね。
工場勤務は頭おかしい人が多いって本当か?
今回、工場のお仕事について記事を書こうと決めて検索していたとき”工場勤務は頭おかしい”とキーワードで出てきました。
どういうことなんでしょうね、実際に工場で働いておかしな人がいたってことでしょうか?私は工場以外ではほとんどお仕事したことがないのでわからないのですが、どこでも気が合わない人はいる気がします。
でも、それまで出会ったことがない変わった人は数人いましたね。「なんで?」って思うような行動や言動をする人、でもそういう人はどこにでもいる気がします。
しかし、工場系はブラック企業が多いと言われているので、多少おかしくないとやってられない面はあるかもしれません。女性はおばちゃんが多かったです、私が入った頃は。多分今はみんな定年退職して若い子に入れ替わったでしょうね。
おばちゃんは全員検査員でした。事務員は女性で33歳までしかとらない企業でした。
工場の仕事は人間関係が大事
工場の仕事は人間関係が大事です。これは、どこに勤めても言えることでしょうが工場だから人間関係楽だろう、とかって思って入ったら痛い目に遭います。
工場は毎日同じ仕事、同じメンバー、上司も出張にほとんど行かないしおまけにうちは製品劣化防止のため窓も無かったのでモグラ状態。部屋の換気も年に1~2回しかしていなかったりと、ストレス度はかなり高めでした。
そんな中、女性ばかりの部署で派閥ができないわけがないですよね。私が入社した頃は、何十年勤務というおばちゃんたちがまだまだ幅をきかせていました。
おばちゃん達の機嫌を損ねないことが第一、そして、半分ほどいた若い衆たちの中でできている各グループの中でも仲良くしとかないといけなかったです。
お互い監視し合うようになる
お昼ご飯は毎日決まったグループで必ず一緒に食べる。←これが結構キツかったです。とにかく疲れてて誰ともしゃべりたくない日でも、必ず輪に入っておしゃべりしながら食べる。午前中の疲れが全然取れない。
掟を破っていきなり1人で食べたりすると、コソコソ言われるでしょうね。工場という狭い世界が全てになってくるので、どうしてもお互いを監視しあうようになります。誰それはトイレの時間長い、とかね。
丸一日誰ともしゃべらず仕事して、お昼も1人で食べれてそのまま帰宅できるなら人間関係で困らないと思いますが私がいたところは違いました。仕事内容も結局自分の仕事だけするわけにもいかず、協力する内容とかも出てきます。
しかし、1日事務所にいる事務員も大変みたいですね。私も一度だけ事務を短期間しましたが、向かい合っている状態が嫌すぎました。工場では全員前を向いていたので。事務所ってなんで向かい合わせなんでしょう?仕事やりにくくないですか?あれも慣れ、なのでしょうか?
更に、事務員は人間関係がやっかいだとよく聞きます。工場などより高度な人間関係の構築が必要なのでしょうね。
工場の仕事まとめ
今回は、工場の仕事はきついのか?つまらないのか?について書きました。ほぼ私が経験した工場での体験談ですが、他の工場も似た様なものなのではないでしょうか?やはり常に身体を使って動くことが多いため、体力がいります。
仕事に慣れるまではきついでしょう、しかしある程度慣れてくると多少手を抜くことができるようにもなるとは思います。
また、つまらないと感じるのも個人差があります。私は慣れた頃には面白く感じることもありました。つまらないというよりお金のためにただ淡々とやるしかない、という感じの日々でしたので割り切ってお仕事できる人にもおすすめです。
最後に、やはり工場勤務といえど人間関係は大切になってきます。突飛な行動や言動をせず、周りとできるだけ意見を合わせて真面目に仕事をすれば往々にしてなじんでいけると思います。10年以上工場に勤めた感想としては、少しやっかいな人ほど続かず辞めていくパターンが多かったです。
以上、今回はこの辺りで終わりたいと思います。最後まで読んでいただきありがとうございました。

